トランス脂肪酸に対する国の見解

03/06/16 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会会議事録より 脂肪酸の摂取量が多くなり ますとLDLとHDLの比が動脈硬化をより促進するような比率に変わるということが 言われております。その作用が飽和脂肪酸よりもかなり強いということで、FDAで は、トランス脂肪酸の摂取をできるだけ少なくするようにという警告を発しております。

現状

トランス脂肪酸については、従来から各種疾患との関連性が示唆されてきたが、本年7月、米国FDAは、トランス脂肪酸の摂取量を減少させることが心臓病リスクの低下に有効であるとし、一般食品、サプリメントにトランス脂肪酸含有量の表示を義務化することを決定した。  食品製造業者は2006年1月1日までに、表示することとされている。米国FDAは、この規定により、消費者が健康によい食品を選択するための情報を得られ、また、この表示制度の導入により、年間600件から1200件の心臓発作を予防し、250名から500名の心疾患死亡者を減少することができるとしている。

課題

都民の食生活の欧風化により脂肪摂取量が増えているため、トランス脂肪酸摂取量の増加が予想される。 加工食品中のトランス脂肪酸の含有量については、一部スナック菓子、フライ製品等の報告はあるが、加工食品全般についてのデータは少ない。 都民の健康増進の面から、トランス脂肪酸に関し、広く調査の必要性があると考えられる。